今日は駒ヶ根市経営講座の講演会
講師は有限会社辻谷工業 代表取締役 辻谷政久氏
世界で唯一、重心が真ん中にある砲丸を作って、町工場から世界の舞台へ製品を送り出したんだそうです。
オリンピックへの提供はすべて無償なんだそうです。使われれば、優勝してくれれば、その後大ヒット間違いなしでしょうが。
1992年バルセロナでは決勝では使われなかったものの練習用の16球すべてが紛失、要するに世界へバラまかれていったらしいです。良さはわかったんでしょうね。重心が1mmズレていると飛距離で1mも違うとされているようです。投げる瞬間に手の中でぶれるらしいです。
1996年アトランタでは改良を重ねたスジ入り砲丸を提供。指紋の間隔をリサーチして10~12本のスジをランダムに入れたところ大好評で決勝出場者全員が採用して金銀銅を独占、2000年シドニーでも同様に独壇場だったようです。
しかし、オリンピックはカネ・カネ・カネの世界だそうです。
どこかかから横槍が入って、スジ入りは禁止となったそうです。
それでも辻谷社長は世界唯一の重心を武器に2004年アテネにも提供し、みごと3連覇を成し遂げたそうです。
写真の右がアトランタ仕様、左がアテネ仕様。
2000年シドニーの最中にサ○ラ○チ会長の親族の葬儀の際は、当時2008年に立候補していた北京と大阪との熾烈な香典合戦があったとかなかったとか・・・
EMS-JP駒ヶ根営業ミーティングの前段で「ナパック株式会社」を訪問させていただきました。
まず目に付いたのがこの今年の言葉「磨斧作針」
調べてみると”どんな難しいことでも忍耐強く努力すれば、必ず成功する”という意味のようです。
社内を拝見するとまさにそんな感じがしました。
ナパックさんはこんな
鉄などの粉末を圧縮成型して焼き固めるといった製品を作られています。
写真は焼く前の物で、チョコレートのように手で割れてしまいますが
焼き固めると切削加工品と変わらない強度になるそうです。
切削加工ではできないような形状などを得意とされているようです。
元は粉末ですので工場内の清掃にはかなり力をいれているそうで
工場はショールームの言葉通り前に拝見したときにまして綺麗な工場でした。
社内設備も数名の生産技術の方々でこなしているようですので当社にはなかなか声がかかりませんが、またよろしくお願いします。
鈴木社長、中山さん、伊藤さんありがとうございました。
バタバタしている間に夏が過ぎて、秋祭りや稲刈り・運動会の季節になってしまいました。
急に朝晩寒くなって衣替え前の半そででは厳しいです。
駒ヶ岳はロープウェイ山頂駅より上は紅葉が始まってきています。
初冠雪を迎えるのもそんなに先ではないでしょう。
世の中が寒くなるのと同時に景気も先行き不透明で寒くなりつつあります。
下期の見通しが変わってきました。
バタバタしててなかなか先を見れていませんが厳しい冬にならないよう頑張らねば。